【Linux】パッケージ版サイボウズをCentOSからUbuntuへ移設

Linux

パッケージ版サイボウズは販売やサポートが終了してクラウド版への移行が推奨されていますが、現在もパッケージ版を使用されている企業等も少なくないようです。
特に導入サーバーがLinuxの場合、推奨環境OSであるRedHatやCentOSを使用している確率が高いと思われますが、その場合はOSのサポートやアップデートが終了する事態が発生します。

今回はサイボウズのOS移行(CentOS6→Ubuntu10.24)作業を行いましたので、その時のメモを残しておきたいと思います。
尚、 Ubuntuでのメールやウェブ環境は構築済とします。

手順

1: cgi動作の有効化
2: cライブラリインストール
3:サイボウズインストール
4: データコピー

cgi動作の有効化

Apacheでcgiが動作するようにし、Apacheの再起動を行います。
#sudo a2enmod cgid
#systemctl restart apache2

cライブラリインストール

サイボウズの稼働にはcライブラリが必須となっていますので、インストールを行います。
#sudo apt install libc6-i386

サイボウズインストール

サイボウズのインストールを行います。
#sudo sh cbof-10.8.0-linux-k0.bin
(#sudo sh cbof-10.8.5-linux.bin)

データコピー

旧サーバーからSFTP等を使用し、サイボウズの移行を行います。
データディレクトリのcb5配下をすべてコピー。
コピー終了後は、必要に応じてcb5配下の所有者を変更します。
(Ubuntu標準であれば以下のようになります)
#sudo chown -R www-data:staff cb5

まとめ

サイボウズOfficeは、データディレクトリを丸ごとコピーすれば動作可能なので簡単です。
現在もパッケージ版サイボウズOfficeを使用されている企業様は、今後の事を考えるとクラウド版へ移行するのが望ましいでしょう。
クラウドが不安な企業様に関しては、他のグループウェアソフトウェアへ移行となるのですが、サイボウズOfficeのデータを全て移行できるかが鍵となってくるでしょう。
このあたりは今後、調査して何が最善か調べてみたいと思います。

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