VMware ESXiの仮想サーバー及びバックアップディスクが圧迫し始めた為、使用頻度の低い仮想ホストをシックプロビジョニングからシンプロビジョニングに変更。
更にその後、縮小処理を行う。
プロビジョニングの変更
1:ホストのSSHを有効化する
2:対象の仮想マシンのシャットダウンを行う
3:SSHでログインし、対象の仮想マシンのディレクトリへ移動
4:次のコマンドで、シックプロビジョニングからシンプロビジョニングへコピーする
vmkfstools -i 既存仮想マシンのファイル名.vmdk -d thin 新しい仮想マシンのファイル名.vmdk
5:ファイルをデータストアブラウザで確認する。
シックプロビジョニングのディスク

シンプロビジョニングのディスク

160GBから5.7GBまで縮小。
6:仮想マシンの設定編集から現状のハードディスクを削除
7:シンプロビジョニングのディスクを追加し、仮想マシンの起動確認
シンプロビジョニングの縮小
シックからシンに変換するだけで劇的に5.7GBへファイルサイズが小さくなったが、更にシンプロビジョニングが膨張した場合の圧縮を試みる。
Windowsの場合
1:仮想マシンの空き領域をゼロ埋めする為、MicrosoftのサイトからSdeleteをダウンロード
2:仮想マシンのコマンドプロンプトでSdeleteのフォルダから以下コマンドを実行
(c:はドライブ名なので環境に応じて適宜変更)
空き領域によっては、相当の時間が必要。
sdelete -z c:
※Windows2000等の古いOSでSdeleteが動作しない場合、Windows標準のcipherコマンドで対応できないか確認した。
しかしゼロ書きの後、2回別処理(ゼロ以外の書き込み)が動作するのでは使用できなかった。
cipher /w:c:
3:仮想マシンをシャットダウンし、SSHでログイン
4:圧縮コマンドを実行
vmkfstools -K ./仮想マシンのディスクファイル名.vmdk
まとめ
ESXiホストのディスク消費は仮想ホストのディスク使用状況によるが、シックからシンへの変換で縮小できる。
またシンプロビジョニングで運用した場合でディスクの読み書き頻度が多い場合、ファイルサイズが肥大するので今回の縮小処理が役立つ。
ディスク容量が大きくなると、バックアップやトラブル時の復旧対応時間も余分にかかるので、定期的に監視した方が良い。
ディスクの余裕も生まれたので、仮想ホストを追加!
(またディスク圧迫する・・・)
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