【ハードウェア】スマートホンの液晶交換~Motorola Moto G31

ハードウェア

スマートホンを落としてガッツリと液晶部が割れてしまったMotorolaのMotoG31。
修復して欲しいとの依頼を受けたので液晶部品を調達。
スマートホン修理の作業についてはYoutubeにたくさん情報があるので割愛するが、今回の記事は作業中の注意点を主に残しておく。

DIYの注意点

主な作業は次の通り。

1:裏カバーを外す
2:外枠フレームを外す
3:交換する液晶の動作確認
4:バッテリーを外す
5:液晶を外す
6:新しい液晶パネルの装着
この後は、逆の手順で戻す。

作業前に、工具等を揃えた。
・精密ドライバーセット
・シール剥がし
・ドライヤー
・プラスチックシート(曲がり易くて丈夫なもの)
・接着剤(B-7000)

基本的な作業は液晶に付属している工具だけでも作業可能だが、バッテリーを外す時にはシール剥がしとプラスチックシートがあれば作業が楽になる。

1:裏カバーを外す

触れるか触れないくらいの熱さまで、裏ブタの端子側をドライヤーで温める。
十分に暖まってから、隙間にピックを突っ込んでこじ開けていく。

2:外枠のフレームを外す

精密ドライバーの+でねじを全て外すば、外枠フレームは外れる。
コネクタ回りの一か所、シールで塞がれているので見落とさないように注意。

3:交換する液晶の動作確認

液晶コネクタを外した後、交換予定の液晶を接続する。

電源を投入し、動作確認を行う。
確認後電源を落とし、液晶コネクタを外す。

4:バッテリーを外す

バッテリーはシールで粘着されているのでプラスチックシートを使用し、バッテリー裏にシール剥がし液が流れるように垂らしながらバッテリーを充電コネクタ側から少しずつ外していく。
無理に力を入れて外すと、バッテリーが曲がったり破損するので注意。
プラスチックシートはテープを切るようなイマージで、徐々に左右に動かして外していく。

5:液晶を外す

液晶のコネクタはシールで粘着されているので、シール剥がしを垂らしながらケーブルを剥がしていく。
ケーブルを外すと、本体と液晶部が分離する。

液晶部のフレームから、液晶のみを外す。
裏カバーを外す時と同じく十分にドライヤーで温め、ピックを突っ込んで液晶を剥がしていく。

分解作業はここまで!
ここからは組み立て作業を行い戻していく。
その前に接着の不都合が発生しないように、清掃を行う。
・裏カバーと本体
・液晶とフレーム

6:新しい液晶パネルの装着及び組み立て(ばらしと逆の作業)

液晶フレームの周りに接薬剤のB-7000を塗り、液晶を貼り付ける。
接着剤を多く付けると液晶からはみ出し、少なければ接着の問題が出るので、薄く隙間の出ないように慎重に行う。

本体に液晶ケーブルを通し、液晶部と本体を接続する。
ケーブルはこの後バッテリー装着で押さえつけられるので、きっちりと折り目部分は隙間なく、たるみなく装着する。

バッテリーを装着する。

フレームをネジで装着する。
裏カバー周辺に接着剤を付け、裏カバーを装着する。

まとめ

最近のモトローラの機種は、ほぼ今回と同じ共通の作業で可能なはず。
各作業に接着部を外す部分があるが、温めと剥がす作業はゆっくりと慎重に行う。

iPhone版も今後記事にする予定だが、iPhoneの方が作業量は多いが比較的簡単ではある。

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