ProxmoxVEを1TBのディスクにインストールした場合、標準ではlocalに100GB、local-lvmに900GBの割り当てが行われます。
もしインポートするOVFファイルのサイズが100GBを超えていた場合、Proxmoxに転送できません。
local-lvmを削除して余った容量全てをlocalに割り当てるようにリサイズしてみました。
手順
1:local-lvmを削除
2:ボリューム拡張
3:ファイルシステム拡張
1:local-lvmを削除
ProxmoxのWebGUIから、
【pve】-【ディスク】-【LVM-Thin】からpve/dataを選択し右メニューmoreから破棄する。
2:ボリューム拡張
1で削除後に確保した容量を全て使用し、ボリューム拡張を行う。
シェルを起動後、
lvextend -l +100%FREE /dev/pve/root
3:ファイルシステム拡張
次にファイルシステムの拡張を行う。
resize2fs /dev/mapper/pve-root
まとめ
local-lvmの削除後は新たに物理的にディスクを増設し、【データセンター】-【ストレージ】より追加しました。
OVFでインポート作業を予定している場合は、あらかじめlocalを拡張をしておいた方が良いかと思います。
ProxmoxVEのGUIインストール時のオプションでサイズ調整はできるものの、ディスクやパーティション設定まではできなさそうです。
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