【仮想】クラスタ接続ができない環境で、別のProxmoxへ仮想マシンを移行する

サーバー

2台のProxmox上に互いにVMが存在する場合、クラスタへの参加はできないので基本的にマイグレートできません。
Proxmoxのマイグレート機能を使用せず、VMの移行を行ってみました。

移行手順

移行元をPVE1、移行先をPVE2とします。
その場合の移行手順は、
1:PVE1でVMをバックアップ
2:バックアップファイルをPVE2へ転送
3:PVE2でバックファイルからリストア

1:PVE1でVMをバックアップ

VMをシャットダウンし、【今すぐバックアップ】を選択します。

2:バックアップファイルをPVE2へ転送

バックアップファイルの名称を控える。
PVE1のシェルで、scpによりPVE2へ転送します。

cd /var/lib/vz/dump
scp vzdump-qemu-*****.vma.zst root@192.168.xxx.xxx:/var/lib/vz/dump

3:PVE2でバックアップファイルからリストア

PVE2上で【local】-【バックアップ】で、先ほど転送したファイルが表示されます。
ファイル選択後、リストアを押して必要に応じて設定変更を行いリストアボタンを押すと開始されます。

まとめ

今回のようにVMが存在するとクラスタ参加ができないので、クラスタ接続をする場合は事前にしっかりと構成をしておくべきだと思います。
ただし・・・今回のようにクラスタを使用しなくても移行は可能です。

ケースバイケースですね(笑)

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