バックアップ先の検討
esxi(VMware vSphere Hypervisor)導入後、そろそろバックアップの保存先も真剣に考えないといけない事になってきました。
NFSでは容量の問題が時間がかかるので、USBの外付けハードディスクへバックアップをする予定で増設します。
ハードディスクは、以前にファイルサーバーのバックアップとして使用していたBUFFALOの2TBです。
パススルーを無効
USBのハードディスクをesxiホストへ接続し、esxiクライアントのホスト構成で確認してみると認識していませんでした。
どうやらUSBデバイスを接続する場合には、自動的にパススルーが有効になっているようでusbarbitratorサービスを停止してから接続しないといけないようです。
他にパススルーを接続しているデバイスや、今後パススルーを使用する予定も無いので再起動時も無効にしておきます。
1:/etc/init.d/usbarbitrator stop
2:USBデバイスの接続
3:chkconfig usbarbitrator off
↓
認識しませんでした・・・
ファイルシステムが影響
FAT32でないと認識できないようですので、USBのハードディスクのファイルシステムを確認するとNTFSでした。
Windows10でUSBハードディスクを接続し、FAT32でフォーマットしようとするとFAT32が無い!
仕方なくexFATでフォーマットし、再度パススルーを無効にし接続すると認識しました。
しかし、しばらくするとストレージアダプタが無くなってしまい認識しない状態に・・・
BUFFALOからFAT32フォーマットツールをダウンロードし、FAT32でフォーマットすると無事に接続できました。
FAT32ファイルシステムの変更
Esxi6.0で使用する為に、vmfs5へ変更します。
1:パーティションテーブル(ラベル)の作成
partedUtil mklabel /dev/disks/mpx.vmhba43:C0:T0:L0 gpt
2:パーティションサイズを計算
eval expr $(partedUtil getptbl /dev/disks/mpx.vmhba43:C0:T0:L0 | tail -1 | awk ‘{print $1 ” \\* ” $2 ” \\* ” $3}’) – 1
出力結果例)3907024064
3:パーティションを作成
partedUtil setptbl /dev/disks/mpx.vmhba43:C0:T0:L0 gpt “1 2048 出力結果例の数字 AA31E02A400F11DB9590000C2911D1B8 0”
4:vmfs5で作成
vmkfstools -C vmfs5 -S ***** /dev/disks/mpx.vmhba43:C0:T0:L0:1
(*****は任意の名前です)
まとめ
パススルーを無効にするのとファイルシステムを確認をしておけば問題無く接続できるはずなので、もし接続できない場合は以上の2点を確認しては如何でしょうか。
2018/5/28追加
2TB以上のディスクを認識させる場合は、こちらも参照してください。
また[mpx.vmhba43:C0:T0:L0:1]の部分は、自身の環境に合わせて変更してください。
(ls /dev/disksで確認する事)
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