【ネットワーク】NURO BizとRTX1210で負荷分散(マルチホーミング)のテスト

ネットワーク

はじめに

自宅でNURO光を利用して3年経過、未だに回線速度の低下は無く500~800Mbpsと高速で通信できています。
相変わらず速度低下の無いNURO回線ですが、今回法人向けの回線「NURO Biz」の設定を行う機会がありましたので報告します。

NURO光とNURO Bizの違い

回線のスペック上、ONUまでの下り2Gbpsと上り1GbpsはNURO光とNURO Bizは同じです。
異なる点は、24時間365日のオンサイト保守と最低でも10Mbpsの帯域保障。
そして固定IPアドレスが一つ標準装備である事で、VPN設定も可能です。
固定IPアドレスと静的IPアドレスはONU側で物理的にポートが分けられています。
従ってONUにポートが2つあるからといって下り2Gbps上り1Gbpsがそれぞれ存在するという事ではなく、内部的にブリッジ接続されています。

マルチホーミング設定(負荷分散)

前述の通りNURO BizのONUは、2つ(固定と静的)の物理ポートはブリッジされているので今回の環境ではマルチホーミング設定を行った所で何の効果もありません。
今回はRTX1210での設定と動作確認という主旨で行っています。

まずはデフォルト経路を静的と固定の2種類を登録します。
更に今回は固定IPアドレスを使用し、VPNを2系統接続してみました。

登録は、ルーティングメニューで行います。
GW1をNUROの静的、GW2を固定としました。
固定IPアドレスのゲートウェイアドレスは、NUROから指定されたGWアドレスを指定します。

有効とみなす基準設定は、環境に合わせて設定してください。
負荷分散で全体的な重みを設定します。
今回は静的を7、固定を3とします。

まとめ

いろいろと負荷をかけながら、経路のトレースを行いました。
経路確認はOSによって異なりますが、tracert/traceroute/tracepathなどを使用し経路を確認。
状況により固定と静的で経路が切り替わっている事を確認して完了です。

今後何らかの物理回線でマルチホーミングを構築する機会が出てきたら、また報告します。

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