【レビュー】メッシュネットワークをDecoXE75で構築

レビュー

インターネット回線のNURO光のONU(HG8045Q)は、無線ルーター機能も搭載されているが届く範囲は狭い。
改善するにはブリッジモードで中継器を設置するしか無いが、その場合はHG8045Qと中継器のSSIDが異なってしまう。
(プリンタなどは同じSSIDでないと印刷できないデメリット)

更にHG8045Qの無線LANはWiFi5(11ac)までしか対応されておらず、10台以上接続されている環境では速度があまり出ない。
(有線では700~800Mbps出るも、WiFi5では100Mbps前後)

メッシュネットワークを導入

快適なWiFi環境を構築する方法として、WiFi6対応のメッシュネットワークを導入し、HG8045Qの無線LAN機能を無効化する施策を試みた。
さて、どうなるか・・・

メッシュ構成に使用する機器は、TP-LinkのDecoXE75を選定。

この製品の選定理由は、メッシュのバックホール(Deco間のネットワーク)にWiFi6E(6GHz)が採用されているので、6GHzの安定感と速度を試してみたかった。
特にこの6GHzをバックホールで使用するメリットが無ければ、有線に変更すればいいと考えていた。

設定はスマートホンのDecoアプリのみで完結。
基本的な手順は箱に書いてある通り。

Step1:Decoアプリをダウンロード
Step2:モデムの電源を切る
Step3:モデムとDecoを繋ぐ
Step4:アプリに沿って設定を完了
(インターネット回線を停止すると運用上影響あるので、Step2は飛ばした!)

かなり簡略化された説明だが、実際この説明だけで設置できる。

Step4のアプリの設定手順としては、
1:親機のネットワークを構築(SSID作成)
2:子機を追加
3:その他詳細設定(バックホール等)

ちなみにSSIDは周波数に関係無く、ひとつのみ。

子機に接続したスマートホンで速度計測すると、有線LANと比較して若干の速度落ち。
子機でしかも若干離れている場所というのを考慮すると、6GHzのバックホールの速度は有線LAN並みの速度が出ている事になる。
バックホールの速度低下はほぼ無いので、バックホールの有線化の必要性もほぼ無い。

Deco本体には3ポートのLANポートがあり有線LAN機器を接続できるが、負荷分散と障害性を考慮し有線接続機器はDecoを経由せず全てHG8045Q直結とした。

まとめ

WiFi6E対応のDecoXE75の導入結果は、WiFi6の恩恵を受けて見事に爆速!
そしてスマートホンでWiFi6接続した場合、WiFiアイコンに6の数字が表示される事に今回初めて気が付いた。
(アイコンが小さくて、しばらく気づかなかった~)

Nuro光のONUでWiFiの範囲が狭い、11ACの5GHz接続でも速度が出ない、などの場合は今回のように改善される可能性があるのでお試しを・・・

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