普段から使用している自家用車のアイドリングストップが、全く働かなくなりました。
バッテリーが弱ってきているのかと、自分でバッテリーを新品交換。
交換後はアイドリングストップも働き、問題無く乗車していました。
それが約1年前の事です。
そして最近、またアイドリングストップが働かない現象が発生。
たった1年でバッテリーが弱るってどうよ・・・
今回は状況を少し分析し、対処してみました。
バッテリーの状況を知る
1年前に外した(AGM)バッテリーは、エンジンも始動する事ができたので廃棄せずに保管していました。
保管中はキャンプ等でポータブル電源変わりに使用していました。
このような使用方法ならバッテリー状況を把握する必要があると考え、バッテリーテスターを入手していました。
充電後はしばらく放置していた状態ですが、バッテリーテスターで計測した内容です。

SOC(充電状況)は45%。
SOH(容量劣化状態)は83%。
CCA(性能基準値)は新品時760に対して693とまずまずで、充電後に車載しても十分に働いてくれそうな数値で、1年前に交換しなくてもよかった状況です。
そしてここから、このバッテリーを充電しました。
SOHは94%、CCAは739と驚きの数値。
何度も言う!
1年前に交換する必要はなかった!

そして現在使用しているバッテリーを、車載のまま計測。
全ての値で、疲れ切っている数値が計測されました。

この数値結果では、1年前に外したバッテリーと交換した方が良い判断になってしまいます。
そして車からバッテリーを外し、バッテリー単体で計測。
(車載と単体では誤差がでています。車載計測後に少しエンジンをかけたのも影響しているのかも)

バッテリーを充電後、見事に改善されました。
SOH:67% → 81%
CCA:623 → 685
バッテリー状況も、通常から良好へ改善されました。

きっちり充電すれば、まだ改善されるかもしれません。
まとめ
アイドリングストップ車のバッテリーはすぐに老化し、バッテリー交換の頻度が高くなるからアイドリングストップを無効にしている人がいます。
もしバッテリーの為だけに無効化しているなら、今回の結果からバッテリー交換の頻度が短くなるという事にはならないと思います。
確かに老化は早くなるかもしれないが、交換は不要という結論になるでしょう。
それともうひとつ。
別のアイドリングストップ車については3年以上交換経過しても、SOH、CCH共に老化はありません。
この差は恐らく、車両の充電マネージメントの差じゃないかなぁと感じています。
今回、バッテリーテスターを保持しているのでこのようなバッテリー状況を把握する事ができました。
ガソリンスタンドやディーラー等の整備工場から「バッテリーが弱っています」といわれたら一度補充電を試して欲しいと思います。
次回、パルス充電を行って更に改善されるのか試してみます。
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