先日、物理マシンから仮想マシンへの変換作業を行いました。
その物理マシンのハードディスクは2TBが装着されており、仮想マシンのハードディスクも2TBのまま変換されています。
実質このVMのハードディスク使用量は200GBも無く、2TBから320GBへ縮小させてみたいと思います。
VMのハードディスク縮小方法
手順としては、
1:lvpathを探す
2:ディスク情報を参照する
3:ディスクの縮小を行う
4:設定ファイルの変更
今回の対象OSはWindowsで仮想マシン内のパーティションは、事前に300GBまで縮小して残りのパーティションは未使用と設定しました。
1:lvpathを探す
vmのハードウェアに装着されているのハードディスクの物理ファイルを、以下コマンドで探します。
lvdisplay
(対象物理ファイルは、/dev/pve/vm-106-disk-0として以下表記します)
2:ディスク情報を参照する
ディスク情報を参照し、ディスクファイルフォーマットを確認します。
qemu-img info /dev/pve/vm-106-disk-0
確認の結果、このような感じです。
file format: raw
virtual size: 1.82 TiB (2000401989632 bytes)
ちなみに今回の縮小方法は、ファイルフォーマットがrawの場合になるので、raw以外の場合は別の方法になります。
3:ディスクの縮小を行う
以下コマンドで、仮想ディスクを320Gまで縮小を行います。
lvreduce -L 320G /dev/pve/vm-106-disk-0
4:設定ファイルの変更
VMハードウェア内のハードディスクの表記を変更します。
vi /etc/pve/nodes/pve(ノード名称)/qemu-server/106.conf
まとめ
最初にWindowsでパーティションを300GBにしていたので、縮小後は320GBいっぱいまで拡張しました。
VMのOSはWindowsに限らず、Proxmoxの場合でrawなら同じ方法で可能だと思います。
ただ、縮小前には必ずクローンを作成しておいた方が安全です。
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